Tuesday, December 26, 2006

はるか昔のクリスマス、
豊かな心をもつ貧しい男が、まごころからの祈りを友へと贈った。
『クリスマスの祈り』 ブライアン・モーガン



 ☆クリスマスの1日目に

君のために喜びを祈ろう。

あふれるばかりの喜びと
心うるおす笑い声を。

笑い声は病をいやし
喜びはたましいを高く舞いあげる。



 ☆クリスマスの2日目に

君のために吐息を祈ろう。
心を晴らす深い吐息を。

人は吐息をつくときに
どうにもできない現実を
うけいれるのだろう。



 ☆クリスマスの3日目に

君のために涙を祈ろう。

あふれる涙は目を澄みわたらせ
きらめく星をうつしてくれる。

流した涙はたましいをきよめ
いやしの道へと進ませる。



 ☆クリスマスの4日目に

君のために静けさを祈ろう。
平和をもたらす静けさを。

争いも戦いも心のなかで芽ばえ
心のなかで芽をつまないと
いけないものだから。



 ☆クリスマスの5日目に

君のために知恵を祈ろう。
正しい決断へとみちびく知恵を。

知恵の声に従い
日々、ことばとおこないで
かしこくふるまえるように。



 ☆クリスマスの6日目に

君のために忍耐を祈ろう。
苦難にうちかつ忍耐を。

じっと耐えているうちに
困難は すぎさり、
しんぼう強く待つときに
成功はおとずれる。



 ☆クリスマスの7日目に

君のために勇気を祈ろう。
雄々しく進みゆく勇気を。

行く手に誘惑や危険が
待ちうけていても
まっすぐ問題に立ち向かえるように。



 ☆クリスマスの8日目に

君のために、あわれみの心を祈ろう。
人の痛みを理解するあわれみの心を。

ほんとうに人を助けられるのは
人を理解したとき、
ほんとうに人を理解できるのは
おなじ痛みを経験したときだから。



 ☆クリスマスの9日目に

君のために はたらく喜びを祈ろう。

夢を実現するために
すすんではたらく喜びを。

その夢が君のものでも
君の助ける だれかのものでも
かわりはない。



 ☆クリスマスの10日目に

君のために信仰を祈ろう。
ゆるがぬたしかな信仰を。

信仰は人としての生き方と
生きる目的をかたちづくり
人を神に近づける。



 ☆クリスマスの11日目に

君のためにのぞみを祈ろう。
心にあふれる豊かなのぞみを。

のぞみは心のあり方をさだめ
進むべきめあてとなり
生きる理想をつくりだす。



 ☆クリスマスの12日目に

君のために愛を祈ろう。
心の底から涌きでる愛を。

くらしのなかで行き交う人に
いつも愛を
あたえることができるように。

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